いすゞ自動車・日野自動車 エルガ・ブルーリボンU LV/KV234*3

 モデルチェンジから4年が経ち、新たな排ガス規制が出たため、ジェイ・バスでは3回目のモデルチェンジを行い、2011年に発表しました。エンジンは、そのままの前代と同じ6HK1シリーズを採用しつつもトランスミッションをAT、MTともに5速から6速に変更。さらに尿素SCRシステムを採用し、NOxの低減化を実現しました。ホイールを従来の8穴からJIS10穴に変更。また、エンジンの冷却も間に合うようになったので公式側のエンジンルーバーが再びなくなりました。また、タコグラフも変更し、視認性も向上しました。また、車内については前代との変更はありません。また、自家用(ツーステップ仕様車)車両は、ハイバックシートが標準となり、シートベルトは全席にあります。排ガス規制記号は、ATがLDG-、MTがLKG-を振られています。また、2013年からは、燃費基準が改正されたため、マイナーチェンジは行いませんでしたが、ATがQDG-、MTの標準出力がQKG-、高出力がQPG-と振られています。いすゞ自動車からはCNG仕様車も発表されており、6HF1-TCSというエンジンが積まれており、こちらは6速ATのみになっております。長年、いすゞ自動車では、CNG仕様車を販売しておりましたが、2016年に予告なしに販売が終了しました。ハイブリッド仕様車は、この世代のみ販売をし、2017年7月に、同年9月から導入される新しい排ガス規制への適合が難しいため、生産終了になりました。UQM社製の6速AMTを搭載しており、日本では初めてのAMT仕様車となりました。また、三重交通には、エルガをベースに改造した電気バスが導入されています(三重交通 1000号車)。 ↑名古屋市交通局のエルガ(QPG-LV234N3) ↑名古屋市交通局のブルーリボンU(LKG-KV234N3)
↑神戸市交通局のエルガハイブリッド(QSG-LV234L3)と↗三重交通のエルガベースの電気バス

スペック

搭載エンジン:6HK1-TCC(標準出力/出力260PS/トルク761N・m)
         6HK1-TCS(高出力/出力300PS/トルク981N・m)
トランスミッション:6速AT・6速MT
車両種類:L(WB 4.8m)・N(WB 5.3)・Q(WB 5.8 ノンステップ設定なし)
ホイールの材質:スチール・アルミディスク(自家用MTのみの設定)
燃料:軽油 160ℓ
着席定員:L尺 27名/N尺 29名(ノンステップ仕様車)